人生とは葬儀なのだ

私は結婚式では感動しないけど、葬儀はいつもすごい感動する(笑)


特にキリスト教の葬儀の進行の仕方が好きですね。
その人の生前の事とか、教会との出会いとかを、いろいろ聴ける演出が好きです。


葬儀には、壮大な浄化と皮肉が込められている。
ああ、これでこの人は、全てのルール、縛り付けられた価値観からやっと解放されるんだなーって思える。


どんなにお偉いさんも、犯罪者も、死ねば一緒だ。
土の中だ。
虫に喰われてさよならだ。
それって、すごい平等で、正しくて、皮肉な事。
だから、私は葬儀が好き。


フラメンコや、シャンソンの詩は、時としてそういう思いを詩で語ってくれますね。
だから、私はラテンが好きなのかもしれません(私の知る限り、ポップスには、そういった詩はあまりないので)。


聖者様も、殺人鬼も、実際の所、違いはない、変わらねーよって、
私は思うわけよ。
だけど、この正論とルールに縛られた世界で生きているうちは、そういった事は、秘密にされ、密葬されるのです。


不都合だからね。
生きてる者は、まず生きてる事を考えなくてはならないから、それもまた仕方ないのです。