魔女

あなたはだぁれ?
私は魔女。


あなたは?
ムスリム


あなたは?
傷痍軍人





私は、「自分探し」というものをした事がないのです。


自分の正体なんて、昔からどーでもよかったし、世の中の仕組みだとか、真理なんて、どーでもよかったから。


かなりいい加減な子だったのね(汗)
真面目じゃなかったというか(汗)
だから、よく周囲から怒られてました。


興味があったのは、快楽(笑)。
いかに楽しい時間を長く続かせるか、居心地のいい空間に移動できるか。


かなり、面倒くさがり屋さんで、不信心(アテオ)な私は、魔女になれたんじゃなくて、魔女にしかなれなかった。


当然、キリスト教徒にもなれない私は、そーか、だから私は楽園に行けなくて、孤独なんだろーな。
第一、心の一部が壊れてるしなー(笑)
あははは。
あちきって、かっくいー!!(笑)
とか位に、ぼんやり思ってた。


しかし、生きていると、真面目で、しっかり者で、性格の優しい、知り合いや、知人が、自殺したり、倒産したりしているのを見る事がある。


おいおい・・・、
どうやら、楽園に行けないのは、私だけじゃないらしい。
善人も、真面目な者も、しっかりものも、みんな、泣いたり、笑ったり、死んだり、産まれたり。


みんな、うまくいかないんだねー。





あなたはだぁれ?
私は魔女。




・・・・
うん・・・
でもね、もしかして、
私が魔女でも、
あなたがムスリム(イスラム教徒)でも、
コンベルソ(ユダヤ教徒)でも、
関係ないんじゃないの?



もしかしたら、
キリスト教徒でも、
ローマ教皇でも、
コンパドリート(ろくでなし)でも、
詐欺師でも、
関係ないのかもしれない。



私達は、仲間なのかもしれない。
死ぬまで、どーなるかわからない、という意味では、敵という名の同胞なのかもしれない。


え?
死んでもわからなかったら?


あはははは。
そしたら、そのとき初めて、アンタと私は、ホントの友達になれるんだよ。