ボーカルの名前2
さて、前回の日記に引き続き、今回もうちのバンドのボーカルの名前の由来を紹介していきたいと思います。
今回、紹介いたしますのは、小さな道化師の女の子「仕立て屋のオチ」です。
彼女は、戯けた独特なしゃがれ声で「シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)」を歌うかなり個性豊かな歌姫です。
音楽としては、陽気なマカーブルジャズを担当する事が多いでしょうか。
さてさて、では、なんで彼女は「仕立て屋のオチ」なのでしょう?
オチというのは名前だとして、
「仕立て屋」という言葉が前につくのはなぜなのでしょう?
彼女は、仕立て屋さんなのでしょうか?
いいえ。
この「仕立て屋」という名前には、意味があるのです。
実は、古い古典演劇の世界では「仕立て屋」という職業は、あまりいい意味を持って登場するキャラクターではありませんでした。
当時、古典演劇において、仕立て屋は、ずるく、身分が低く、料金をちょろまかすようなイメージを持たれていたのです。
つまり劇中において、仕立て屋は、一種の道化役だったわけですね。
もちろん、人生を一つの壮大な葬儀に例え、人間風刺、皮肉を歌うブラックな「シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)」では、
それほどの褒め言葉はございません(笑)
というわけで、「仕立て屋」というのは、
まぁ、小ずるい、道化的、そんな意味を持っているのだとご解釈下さいませ。
今週末に吉祥寺で行われるライブにも彼女は登場いたします。
よかったら、ぜひ、遊びに来てくださいね〜。
「ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)」公式サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~witch666/majorin/tumba.html