アルゼンチンタンゴ・イ・フラメンコ

日本ではアルゼンチンタンゴよりも、フラメンコの踊りの方が普及しているようですね。


なんででしょう?
考えてみる。


やっぱり、フラメンコは一人でも踊れて、タンゴは男女で踊るものだからじゃないでしょうかね?


男女・・・これって、結構、厳しいですよね。
タンゴは練習に相方が必要という事になる。
あるいはパートナーじゃなくて、会場(ミロンガ)で、初めての人と踊るにしても、初めての人と踊るのって、性格的にできる人とできない人もいるでしょうし、なるほど、そういう所がきっとフラメンコに比べて普及しない原因なのかも知れません。


フラメンコは、練習自体は一人でできるものね。
ギターなどは、ある程度、ギター側が合わせてくれるようにできているので、いつも一緒に練習しなくてはならない、というわけじゃないでしょうし。


ところが、音楽だけで考えると、フラメンコよりも、アルゼンチンタンゴの方が普及しているんだよね。


これはきっとピアソラのおかげですね。
CMで使われたり、フィギュアスケートでも使われたり(フィギュアスケートの選手がフラメンコの音源で踊ったりしないものね(汗))
まぁ、ファドのアマリア・ロドリゲス。
フラメンコのパコ・デ・ルシアと同じで、
各ジャンルの神様は、ジャンルの知名度を上げてくれる代わりに、ジャンルのイメージを狭い範囲で固定してしまうので(汗)、ピアソラという存在は、アルゼンチンタンゴにとって光ばかりじゃないでしょうけれど。


つまり・・・・
アルゼンチンタンゴとフラメンコ・・・。
今の所、両者は引き分けという所か(笑)

今日のスペイン語 意味 説明
ミロンガ 直訳は「歌詞」 タンゴを踊る場所、または南米の音楽の一ジャンル