コンサート告知

フラメンコ、アルゼンチンタンゴ、ファドなどのイベリア系*1ラテンバンドと一言で言っても、世の中にはいろいろなスタイルのバンドがあります。
素晴らしい踊り(バイレ)を中心に見せるバンド、
渋い歌(カンテ)を中心に見せるバンド、
陽気なJAZZとラテンを融合した音楽を奏でるバンド、
そんな様々なイベリア系ラテンバンドが集まるお祭りに、私達のバンドも出演する事になりました♪


私達のバンド「ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)」は、墓と諧謔(戯け)にまつわるラテン系西洋精神をテーマにしている世にも珍しいラテンバンド。
まるでシェイクスピアや、カルデロン*2のような人生哲学を、戯けたオリジナルのラテン戯曲で歌います♪


「スペイン、フランスの墓場を、陽気にお洒落に歌うバンド」と言えば、「ペス・デ・トゥンバ(墓場の魚)」でございます。
お祝い事には道化を呼ぶように、
葬儀には葬儀屋を呼ぶように、
墓場の諧謔*3には我々です(笑)



ラテン圏には、陽気に皮肉とユーモアを楽しむという文化がありま
す。
メキシコの死者の祭りの陽気な骸骨(カラベラ)*4のように♪
「ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)」の作り出す作品は、そんな皮肉とユーモアの「墓場の芸術」がテーマ。


墓場と言っても、イギリス・ゴシック系の墓場*5じゃなくて、スペイ
ン、フランスなどのラテン系の墓場をテーマにした、陽気で哲学的
な墓場です。
歌詞は、ヴァニタス、ピカレスクエスプリ、グレーブヤードポエ
ッツなどをテーマにしたもので、死、皮肉、虚栄なんかを扱う墓場
派といわれるジャンルですが、だからと言って、どよんと暗いわけ
じゃない。


「人生は虚しい。人間はいつか死ぬ。
死んだら聖職者も乞食も詐欺師もみんな墓の中にいく。
だから生きてる間は好きに生きよう。
ずるくて情けないのが人間。
そんな人間のくそったれな人生こそが素晴らしいのだ!」
ダメに生きても、立派に生きても、
好きに生きても、同じ人生。


そんな皮肉で、いたずらなラテン哲学を「ペス・デ・トゥンバ(墓
の魚)」は、フラメンコ、アルゼンチンタンゴシャンソン、ファ
ド、 JAZZミュージカルで歌います♪


日本で唯一、オリジナルのファドを作っているバンドでもあります。
ぜひ、応援して下さいね♪


●「横浜フラメンコ&ラテン・フェスティバル」


[日にち]2011年11月20日(日)昼
[場所]横浜にぎわい座
http://www.yaf.or.jp/nigiwaiza/
〒231-0064 横浜市中区野毛町3丁目110番1号
TEL: 045-231-2525
[出演バンド]
○ペス・デ・トゥンバ(墓の魚)
○ナカジマ・カオリ率いるJAZZトリオ&IKKKEN(タップ)



時間は、
オープン1時00分
スタート1時30分
になります。


[チケット料金]
前売り3500円、当日4000円


[(ペス・デ・トゥンバの)演奏メンバー]
演出家/黒実 音子(クロネコ)
女性ボーカル/kris(クリス)
女性ボーカル/Co・テンコー
ピアノ/ドン・ベズーゴ
ポルトガルギター/フラメンコギター/マカフェリギター/島田[ロイド]賢
バリトンサックス/丸山 カズー
アルトサックス /Aya
ウッドベース/荻堂 洋一(yoitch)


◎チケット販売について
すべての発券手数料は無料!!
セブンイレブンではクレジットカードでの支払いもOK!!


□電話で予約し、セブンイレブンで代金の支払いとチケットの発券

カンフエティチケットセンター
(営業時間10時から18時 土日祝日はお休み)
0120-240-540
(営業時間外はヒラルディージョ事務局にて受付中)
070-6632-8367


□ネットで予約し、セブンイレブンで代金の支払いとチケットの発券
http://www.giraldillo.org


横浜にぎわい座にて販売中(窓口販売のみ)


主催・ヒラルディージョ
http://www.giraldillo.org


*1:スペイン、ポルトガルの地域発のラテン音楽フラメンコ、アルゼンチンタンゴ、ファドなどを指している

*2:十六世紀スペインの劇作家

*3:この場合、「墓場の諧謔」、「墓場の芸術」などの言葉は、古典風のブラックユーモア芸術を指していると考えてもらってよい。ただし中でも、ペスの「墓場の諧謔」は、骨、虫などの墓にまつわる戯けた表現が多い

*4:これらのラテンにおける死の表現は、死があるからこそ、生を実感できるじゃないか。だから陽気に厳粛な死も、汚れていて楽しい生も楽しもう、という精神が根底にある

*5:イギリス、ゴシック系の墓場は、美とロマンを追求する。ラテン系の墓場は、皮肉と、ユーモア哲学を追求する