ナンバンサイカチ(ゴールデンシャワー)

ナンバンサイカチというマレー半島のツタ植物を入手しました。


結構、難易度の高い植物なので、慎重に扱いたい所です(汗)
なにしろ冬に13度以下にしたら枯れちゃう植物なのです(汗)
恐ろしい。


さてさて、観葉植物をよく枯らしてしまう人っていますよね。
うーん、やっぱり熱帯とは全く気候の違う日本で、熱帯の植物を育てるのは難しいんだろうか?なんて、思ってしまったりしませんか?


確かに、鉢の中の土の少なさ、湿度、温度、光不足などから、観葉植物のほとんどは、本来の大きさにすら育つ事はないと思います
(バキラなんて、本当は巨大な大木になる木なんですよー)。


でもね、ジャングルでは、一日、何万本もの苗が枯れてますからね。
それこそ、日本で枯れる観葉植物の量なんて比じゃないのです。
ジャングルで大木になれる苗なんて一握りですから。


何しろジャングルの木々は巨大なので、下まで光があまり届かないのです。
だから、日が当たらない所に生えた芽は、あっという間に枯れてしまいます。
何とか、ある程度まで育った苗も、やっぱり光不足で病気になってしまったり、動物にへし折られてしまったり、そんな事、しょっちゅうですしね〜。
逆に、何かの拍子で大きな木が枯れたり、倒れたりした時が新芽達のチャンスです。
空いた空間は、あっという間に今まで、日陰で弱っていた別の植物達で埋め尽くされてしまいます。
弱肉強食ですね〜。


ちなみに、熱帯雨林には落ち葉があまり落ちてません。
凶暴な土壌生物によって、あっという間に分解されてしまうからです。
本の森みたいに、ふかふかの落ち葉を想像して、足を踏み入れた人達は、まず、熱帯雨林の固い土に驚くんだそうです。


どこで育っても過酷。


そう考えると、オフィスや、家庭で、ひょろひょろ育っている観葉植物も、熱帯雨林の過酷な環境で育っている植物も、枯れるか、育つかは、所詮、運命なのです。


ねぇ・・・。
金持ち、貧乏、時代、国。
どこで育てば、どこに産まれれば、幸せか、不幸かなんて。
結局は、本人にしかわからないじゃあないですか。
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